月桃(ゲットウ)2015.6.5  撮影

ショウガ科の多年草です。
熱帯〜亜熱帯の地域の植物、日本では、沖縄県から九州南部に自生します。
こちらの写真は、地域の植物園の温室での撮影したモノです。温室で育てると、香りがないのでしょうか?
楽しみだった香りが味わえませんでした。残念なり
沖縄では、旧暦の12月8日、健康・長寿を祈願して食べるムーチーという縁起物が有るとか。
食べたことが無いのが残念ですが、このゲットウの葉でお餅?を巻いて蒸すそうです。
この時期になると、町中がゲットウの香りに包まれると現地の人が話していました。
また、ゲットウの葉には、殺菌効果や防虫効果があるので、
防虫剤や防腐剤、化粧品などに活用されているそうです。
秋になると赤茶色の、卵型の実がなるそうです。

精油・ゲットウのお話

NARDでは、精油として取り扱っていませんが、検索して見ると、
葉から水蒸気蒸留法にて得られる精油です

1,8-シネオールが含まれておりますので、
去痰、抗炎症、抗菌、抗ウイルス、免疫向上作用が期待できます。

主要含有成分として
酸化物類・1.8-シネオール 10-20%
モノテルペンアルコール類・テルピネン-4-オール 5-15%
・リナロール 5-10%
モノテルペン炭化水素類・p-サイメン 10-15%
・β-ピネン 5-10%

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芳香成分類の主な作用と芳香分子の固有作用について
今までに発見されている、芳香成分がもたらす人体への影響は、下記を参考にしてください
酸化物類・去痰作用 3+
・抗カタル作用 3+
・抗ウィルス作用 3+
・免疫調整作用 3+
・抗菌作用 2+
・抗寄生虫作用 +
固有作用

・1.8シネオール
  (免疫調整作用、抗炎症作用)

モノテルペンアルコール類・抗菌作用 3+
・抗ウィルス作用 3+
・抗真菌作用 3+
・免疫調整作用 3+
・神経強壮作用 2+
・抗寄生虫作用 +
固有作用

・テルピネン-4-オール
   (副交感神経強壮作用、鎮痛作用、鎮静作用、
    抗炎症作用、免疫調整作用)
・リナロール
   (鎮静作用、血圧降下作用、抗不安作用)

モノテルペン炭化水素類・鬱滞除去作用 3+
・抗炎症作用 3+
・コーチゾン様作用 3+
・抗ウィルス作用 3+
・抗菌作用 2+
固有作用

・p-サイメン
   (鎮痛作用)
・β-ピネン
   (強壮作用)

NRAD JAPAN 編集:ケモタイプ精油事典より引用

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